2017年 03月 16日 ( 2 )

雨ニモマケズ

ここは、青い風が流れる街。

「雨ニモマケズ」(南部弁)朗読
https://www.youtube.com/watch?v=XZ6QbkFt0yg

釜石での仕事を終えて、盛岡行きの「快速はまゆり」に乗車したのが午後2時18分。
盛岡には午後4時40分に到着予定である。
出発する直前に、車掌に付き添われたおばあさんが通路を挟んだ座席に座った。
大きなリュックを背負って、「ほっかぶり」に古い「アノラック」を着て、「長靴」に杖をついて、そして、使い古した麦わら帽子を手にしていた。
このまま畑仕事ができる姿だった。

ボクの脳裏に、ふと、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩が浮かんだ。

車窓を眺めていると、そのおばあさんが話しかけてきた。もちろん、南部弁なので、以下は大意であり、言葉がわからないボクは、ニュアンスで答えるしかなかった。

「この汽車は、どこへ行くの?」
「盛岡まで行きます。」
「遠野へ行くんだろうか?」
「はい、1時間くらいで着きますよ。」
「どうやったら、降りられるのでしょう。」
「ドアのわきにある「開く」というボタンを押せばいいですよ。」
「車掌が教えてくれるのか?」
「アナウンスされますから、大丈夫ですよ。」

その場は、こうして収まったが、そのあと、話相手ができたと見えて、ボクのほうを向きながら話つづけた。だが、ボクは言葉がほとんどわからない。わかるのは名詞くらいだった。
それでも、なんとか理解しようと聞いていた。

2人腰掛のシートだったが、周囲には地元と思える客もいたものの、寝たふりをしていた。

「にいさんは、どこへ行くの?」
「北海道の函館というところへ帰ります。」
「ずいぶん遠いところだね。」
「今は便利になりましたよ。」
「遠野にはまだ着かないのかね?」
「まだ半分くらいあります。」
「わたしは、釜石から遠野へ嫁に行って、久しぶりに帰ったんですよ。これから嫁ぎ先の遠野へ戻るんだけど、汽車にはじめて乗るものだから、ちんぷんかんぷんなんです。」
「わかりました。車掌がきたら、ボクが話します。大丈夫ですよ。」

女性の車掌がやってきたので、ボクは
「このおかあさんは、遠野で降りるようなのですが、降り方がわからないようです。ボクはここの生まれでないので、言葉が全然わかりません。聞いてあげてください。」
と、話した。
車掌は、うなずいて、おばあさんに話しかけた。
「遠野が近くなったら、教えにきますから心配しないでくださいね。」

その後も、おばあさんは
「遠野にはまだ着かないのか。」
を繰り返した。

遠野が近くになって、さきほどの車掌がきた。
するとおばあさんは切符を握りしめながら、こう話した。
「どこでカネを払えばいいんだ。」
車掌は答えた。
「もうお金は払っているのでこの切符をもって降りてくださいね。」
「私は、洞泉で降りたいんだけど。」
と、おばあさんはとんでもないことを話した。
「おかあさん、遠野までの切符をもっていますが、洞泉はもうすでに通り過ぎました。遠野で駅の人に話しますので、一緒に降りましょう。洞泉は逆戻りになります。」
と、車掌もこまった顔をはじめてした。

遠野に着き、その車掌に付き添われるように、おばあさんは降りた。
ボクにあいさつもしないまま。

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by ejichan555 | 2017-03-16 19:47 | デジカメ散歩 | Comments(4)

無事帰宅

ここは、青い風が流れる街。

午後8時すぎに、函館駅へ無事到着しました。
出張前は、地震がひんぱんに発生しているから、無事の帰宅を願っていますと職場の連中から言われて、ちょっとビビりましたが、なにごともなく帰ってきました。
カロリーコントロールをちょっとサボったときもありましたが、アルコールを摂取しすぎなように気をつけて、地場のうまいものを食することができました。
ほんとに健康って、すばらしいことですね。
あらためてそう思いました。
明日はお休みなので、明日から通常営業いたします。
今日は、これで寝ます。
なんせ、61歳なんで。

今日、釜石から盛岡までJRを利用しましたが、この線路を「銀河鉄道の夜」を思い浮かべながら車窓を楽しんできました。
いつか、このSLに乗りたいな。

SL銀河ナイトクルーズ
https://www.youtube.com/watch?v=FULlutOJpJY

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by ejichan555 | 2017-03-16 00:05 | デジカメ散歩 | Comments(2)

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