あのころの空と海と、大地のために
冬の象徴だった雪もほとんど姿を消して、あとは春を待つだけといった風景の我が町函館。
晴れてはいるが、な~んか寒い。
今日の最高気温が5.3℃、最低が-2.7℃、午後2時20分現在で3.9℃だから、それなりの3月19日かなと。
高校野球も始まったことだし、あとは春のようなポカポカ陽気がやってくるのを、指をくわえて待つしかないか。
明日は春分の日で全国的に祝日だが、隠居の身であるボクはいつも祝日のような感覚だから、別に特段の気分にはならない。
このあたりが「へそ曲がり」っぽいので、他界した女房からいつもそれで怒られていたが、今は怒る人もいないので、かなり好き勝手なことをしているようにも思える。
その女房からは、ボクの考え方は真っ赤じゃなくてピンク色だと言われた。
でも、ボクの年代のようないわゆる「安保挫折組」は、おおよそがピンク色ではないかと思っている。
ものごころついたときの世情が、「安保反対のデモ」「過激派学生による東大安田講堂占拠事件」それに「連合赤軍のあさま山荘事件」と各種ハイジャックなどだった背景もあったのだろうと自己分析する。
それもトシを取るにつれておとなしくなってきて、今では「もう老後なんだから、静かに余生を過ごさせてくれ。」の状態のような気がする。
しかし、今の世情、これだけは許せない。
「いいかげんにせいよ、自民党!」
【 「襟裳岬」 吉田 拓郎 】
♪理由のわからないことで 悩んでいるうちに 老いぼれてしまうから♪
♪捨てて来てしまった わずらわしさだけを くるくるかきまわして♪
♪日々の暮らしは いやでもやってくるけど 静かに笑ってしまおう♪
大好きな作詞家の故岡本おさみさんの名フレーズがぎっしりと詰まった吉田拓郎の曲のなかでも一番重みのある曲だとボクは思う。
たまに、カラオケでしみじみと歌いたくなるトシになってきたようだ。
拓郎の曲、つづきます。
写真は、函館・西部地区「ハリストス正教会」。
3月9日撮影。